初めての訪問入浴

2025.05.11

先日、看護師として初めて訪問入浴の仕事をさせていただきました。

訪問入浴は、オペレーター・介護士・看護師の3名体制で行われます。
浴槽の搬入やご利用者様の介助など重労働な場面も多いため、てっきり男性スタッフ2名と組むのかなと思っていましたが、実際には男性1名・女性1名と私の3人チームでした。

私は初めての参加でしたが、お二人は経験豊富なベテランスタッフで、安心して業務に臨むことができました。

1件あたりの入浴時間は約40分
内訳としては、入浴が10分ほど、前後のセッティングや着替え・処置などに30分ほどかかるそうです。また、移動時間も必要なので、1日に対応できる件数には限りがあります。

ほとんどのご家庭ではご家族の方もそばに付き添ってくださり、ご本人様もご家族も、入浴の時間をとても喜ばれていたのが印象的でした。
清拭だけでも身体の汚れは落とせますが、やはり湯船に浸かることは、私たち日本人にとって心身ともに癒される至福のひとときなのだと、改めて感じました。

実際にご自宅での入浴に立ち会う中で、病院や施設と違う、「生活の場」での看護の奥深さを感じました。ご本人様の体調や皮膚の状態を確認しながら、安全に入浴していただくために細かい配慮も必要です。

また、入浴の前後でお話をする中で、短い時間ではありますが、ご本人様やご家族の思いや悩みを聞かせていただくこともありました。お通じに困っているというお話も聞かせて頂き、軽くマッサージをしてきました。施設でもお腹をマッサージしてあげると、利用者様がほっとされて、その後お通じが出たと報告をいただき、私も喜ばせて頂いてます。
「気持ちよかった」と笑顔でお話しされると訪問入浴の役割の大きさを実感しました。

日常生活の場で、生活の質(QOL)を支えることの大切さを、改めて学ばせていただいた時間でした。今後も、このような関わりを大切にしながら、一人ひとりの「その人らしさ」を支えられる活動をしていきたいです。

poco a poco 一歩一歩前進していきたいです。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。



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